SSブログ

悩む力-姜尚中 [生き方]


悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)

  • 作者: 姜尚中
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/05/16
  • メディア: 新書



序章「いまを生きる」悩み

世界を引き裂くひき臼
二人の「炯眼の持ち主」
戦争を挟んだ相似形
未解決の問題のヒントを探す


第一章 「私」とは何者か

「自己チュー」と「自我」
「社会の解体」と「自我の肥大」
「先生」の孤独
「自分の城」が破滅を招く
「相互承認」しか方法はない
「まじめ」たれ


第二章 世の中すべて「金」なのか

たかが金、されど金
「成りあがり」が時代を創る
末流意識という「あきらめ」
「清貧」から生まれた資本主義
昔「帝国主義」、今「ウォールストリート」
金に悩む小市民


第三章 「知ってるつもり」じゃないか

「情報通」は知性か
科学は何も教えてくれない
船で運ばれるのも不幸、海に飛び込むのも不幸
唯脳論的世界
「ブリコラージュ」の可能性


第四章 「青春」は美しいか

恥ずかしい「青春」
三四郎と私
無垢なまでに意味を問う
脱色されて乾いた青春
青春は年齢ではない


第五章 「信じる者」は救われるか

「スピリチュアル」百出
宗教は「制度」である
人は「自由」から逃げたがる
「一人一宗教」「自分が教祖」
確信するまで悩むしかない


第六章 何のために「働く」のか

金があったら働かないか
金があるから働かない
漱石の復讐劇『それから』
精神のない専門人
他者からのアテンション
コミュニケーション・ワークス
「全人格性」を取り戻す可能性


第七章 「変わらぬ愛」はあるか

「純愛ブーム」vs「マゾ的性愛」
恋愛幻想の果ての「流刑地」
「自由」が愛を不毛にする
「絶頂」で終わらせたい
相互のパフォーマンスの所産
灰の中の残り火、それも愛


第八章 なぜ死んではいけないか

「例外状況」と「臨戦態勢」
死は無意味、ゆえに生も無意味
慣習による抑止力も無効
何が生きる力になるのか
つながりを求めつづけろ


終章 老いて「最強」たれ

彼らは若かった
分別のない老人ばかりになる
老人力とは「攪乱する力」
「死」を引き受けて、「恐いもの」なし
「一身にして二生を経る」
「横着者」でいこう


関連年表
引用文献一覧
あとがき


nice!(0) 
共通テーマ:

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。